戸田ゼミ通信HOME >> 戸田敦也コラムトップページ >> 交流を楽しむ  600回〜
<< 前のコラム |第630回「株のことを知らずに株屋に入社」(高島陽物語9)| >> 次のコラム

第630回「株のことを知らずに株屋に入社」(高島陽物語9)

昭和23年、25歳の高島陽さんは大学を卒業し
角万証券という小さな証券会社に入りました。
高島さんのご長男、健一さんによれば、
父はたいへん不器用な人で、例えばカメラなども
うまく操作できなかたとのことです。

私は、かつて読ませていただいた『社長のめしの種』とか
『次の主役』にはカラフルな写真が豊富に掲載され、
「あれは健一さんの発想ですか」と伺いました。
健一さんは肯いておられましたが、高島陽さんが
不器用であったという話は、最初の著作
『現代の兵法』(論争社。昭和37年)に書かれています。

「私がはじめて兜町に飛び込んだ時には
まだ集団売買の時代だった。
終戦直後にトコロテンで大学を出て、
すぐに兜町に入ったのであるが、実は
株というものはどんなものか皆目知らなかった。
入るときに『何でもやります』といったせいか、
はじめに場立ちをやらされた。
しかし、どこをどうしてよいのか皆目分からずに、
ウロウロモタモタするだけだったので、すぐクビになった。

次に経理に行けといわれたが、ソロバンも簿記も
分からないので、経理部からもいらんといわれた。
そこで仕様がないので黒板書きをやらされた。
これは一ヶ月くらい続いた。
しかしどう見ても字が下手で、見ちゃあいられない
というので、それもクビになって挙句に店頭係りを
命じられた。そこで始めて顧客に接した。
うしろで先輩達がシャベたり、お客に電話しているのを
一生懸命聞いて、その聞きかじりを店頭に来た
顧客にカウンター越しに話した」(『現代の兵法』。昭和37年)

高橋さんの新入社員生活は波乱含みだったようです。



戸田ゼミのご案内
○ 5月20日(日)東京で中国株・ベトナム株セミナーを開催。
○ 5月31日(木)東京で「新しいことを始める仕事術セミナー」を開催。
○ 6月4日(月)・5日(火)新潟・三条市で事業視察セミナーを開催。
  (参加者満杯のため募集活動は行いません)
○ 6月16 日(土)大阪で中国株・ベトナム株セミナーを開催。
○ 6月17 日(日)名古屋で中国株・ベトナム株セミナーを開催。
○ 7月7日(土)・8日(日)東京で「50歳からの人生設計セミナー」を開催。
○ 8月26日(日)東京で”富士通オンラインソフト開発の神様”三浦亮一氏講演会。
○ 9月20 日(土)~25日・上海・蘇州で経済発展視察セミナーを開催。
○ 11月21日(水)~24日(土)ベトナム・ホーチミンでセミナーを開催。 
  (希望者はBSC証券の証券口座の開設にご案内)
○ 2008年3月20日(木)~23日(日)香港・シンセン・東莞でセミナーを開催。 
  (希望者はHSBCと証券会社の口座の開設にご案内)
各セミナーの詳細は左欄の「戸田ゼミスケジュール」をクリックしてご覧下さい。

執筆者:戸田敦也(2007年05月08日)

戸田ゼミ通信HOME >> 戸田敦也コラムトップページ >> 交流を楽しむ  600回〜
<< 前のコラム |第630回「株のことを知らずに株屋に入社」(高島陽物語9)| >> 次のコラム

■戸田 敦也 (とだ・あつなり)
toda.jpg 邱永漢思想研究家。経営コンサルタント。問題解決・意思決定の研修講師。昭和18年3月生まれ。昭和40年、東京大学経済学部卒業。同年、八幡製鉄(現新日鉄)入社。平成6年、新日鉄部長を経て、研修業に転じ、現職。以来、邱永漢作品のエッセンス本『原則がわかれば生き残れる』、『アジアの曙』、『生きざまの探求』、『新・メシの食える経済学』(以上、グラフ社)を編集、解説。平成13年『あなたも賢者になれるー私は邱永漢さんの知恵を借りた』(グラフ社)を刊行。邱永漢思想の探求をライフワークとし、その一環として、各地でセミナーを開催。「株式投資の原則」などの通信セミナーも実施。

■戸田敦也さんへのメールはこちらまで: atsunaritoda@gmail.com