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第29回 附加価値と中国株について その1
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第29回 附加価値と中国株について その1
中国株をやる人にとって、世の中の動きをどう見て、
どう考えるかは、とても大事だと思っています。
そういった意味では、今から遡ること
約9年前になりますが、タイを震源地とした
アジアの通貨危機がありました。
この時、邱先生はどんな見方をされていたか
雑誌の記事を紹介してみます。
附加価値の大切さを強調されています。
「津波が押し寄せたアジアにばかり目を
奪われているが、その震源地のアメリカはどうなのか。
そして、今後もっと大きな波がやって来るとしたら、
その時、日本はどんな影響をうけるのか、
というのが本題であろう。
残念ながら、日本も全く影響を受けないと
いうわけにはいかないであろう。
なぜならば、アメリカに一番モノを売っているのは
日本だからである。
貧乏人なら打撃を受けないで済む。
だから貧乏なのが一番よいと言うこともできる。
だが日本は、アメリカに匹敵する金持ちの国に
なってしまっているのだから、その影響は
大なり小なり受けずにはいられない。
ただ、影響を受けても、それが日本の致命傷とは
ならないであろう。
日本は、モノを作る力を持っているからだ。
今日、一番大切なことは地下資源を持っているとか、
土地が広大だとか、そんなことではない。
つまり、富を作り出す能力があるのかどうかだ。
富を作り出す能力さえあれば、それがなくなっても、
また作れるのである。
そして、その富を作り出す能力こそ、
モノを作る力に他ならない。
アメリカから新しい津波が来たら、日本は、
これまで貯めたお金がある程度打撃を
受けるということはあるだろうけれど、
モノを作る能力が打撃を受けることはない。
それをもとに、立て直しを開始すればよい。
もちろん、昔のように労賃の安い弱い国になって、
そこから始めるというわけではなくて、
賃金はすでに高い水準にあるし、
通貨も強い状態で、これも変わらない。
また、理屈から言えば、アメリカが悪くなる分、
日本が逆に立ち直ることも考えられる。
そうなると、アメリカへの日本からの輸出は
難しくなるから、それは中国へ出るか、
東南アジアの国々へ出るかという展開になる。
そういう形で新しい”アジアの時代”が訪れると
私は思っている。
」
邱先生が言われた通り、世の中は動いて来ました。
達観の一言に尽きます。
1954年生れ。51歳。
九州の高校を卒業して
すぐ某建設機械メーカーに入社。
それ以降、現在に至る。
サラリーマン生活のかたわら投資活動を実施。
貧乏旅行を好む。
■虹原太助へのメールはこちらまで → nizihara2000@yahoo.co.jp
執筆者:虹原太助(2006年07月16日)








