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第176回 西単のトイレで

天安門から西に少し行ったところに、
西単という駅がある。
どういうところかというと、
中国の原宿だという。
少年少女の集い場かな?
そういうところは、流行の発信地
だろうと、さっそく出かけてみた。

いやぁ、街の汚いこと汚いこと。
少々汚いのは慣れていたけれど、
これだけ汚れているのはまた久しぶりですわ。

こぎれいなカフェレストランが入っている
比較的大きいビルのトイレに入ったら、
とどめをさされた。

ここで台風でもあったか?
いや、ハリケーン級だな、これは。
トイレットペーパーはトイレ中に
散乱し、汚物までもが空を舞う!
いえ、冗談です。
空は舞っておりませぬ。

しかし、想像を絶するところに、
色んなものが散乱していた。

トイレ掃除のオバちゃんが、のたまう。

「この散らかし方はなんなのよっっ
まったく、最近の子は、自分さえ
キレイにしていればいいってのかしら!
フツーに使えばいいじゃないのさっ
フツーに!!!!」

と、しゃべっていたかどうかは不明だが、
私に向かって、ひたすらまくしたてていた。

「中国語、わからないの」
なんてとても言える雰囲気じゃなかったので、
肩をすくめるポーズをして、
ちょっぴりおばちゃんに同情して
その場をやりすごした。


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北京の地下鉄



(2006年10月02日)