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第131回 終の棲家は?

邱永漢氏の著書に
「旅が好き 食べることはもっと好き」
というものがある。

その中で、世界中を旅してきた邱氏が
住むのに一番よいところはどこかと
聞かれ、日本がいいのではないだろうかと
答える部分がある。
そして日本以外ではバンコクなんて
どうでしょうとおっしゃっている。

私はバンコクに訪れたことがないので
なんとも言えないが、
たしかに日本は住むのには住みやすい
かもしれない。
日本のどこに住むかでだいぶ異なるが
便利さでは群を抜いていると思う。

私は最初にローマを訪れたあと、
イタリアに住んでみたい!と
思ったが、その内情を知ると
便利さからはほど遠い。
住むのには、気候や便利さ、
その土地の人となじめそうかとか
そういうことを基準として考える。
イタリアは、旅行先としてなら
毎年でも訪れたい場所である。

住みたい場所と、旅行したい場所は、
全く違うのだ。

今、日本のほかならどこに住みたいか。
私なら
台北、クアラルンプール、シンガポール
あたりが、治安や食事や物価の面から考えて
住みやすいかもしれないと思っている。
バンコクには、いつかぜひとも行ってみたい。

さて、中国はどうだろうか。
今まで私が訪れたことのある「中国」は
実は上海しかない。それも3日程度。
これでは中国の「ち」の字も知らないに等しい。

というわけで、7月上旬から私は
上海、杭州、北京をぐるっとめぐってきた。
これでもまだ中国の「導入部分」ではあるが、
多少じっくりと「中国の今」を肌で感じてきた。

明日からは中国のお話をお楽しみください。



(2006年07月27日)