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第112回 カプリ島へ

ローマからの日帰りツアーもあると聞き、
とびついたのが、
「カプリ島、青の洞窟へ」行くツアー。

ローマからバスでナポリまで行き、
ナポリからは高速船でカプリ島に
連れて行ってくれる。
カプリ島からは小船で少人数ずつ
目的地、青の洞窟に向かう。

値段は日本円にして1.8万円ほど。
ううん。ちょっとお高いけど、
あの、世にも美しい輝く群青色の海が
見られるなら、と、奮発したのだった。

ナポリに着くと、12月とは思えない
あたたかい日差しが迎えてくれた。
バスを降りると、海の匂いがたちこめていて
一気にリゾート気分をいざなう。

高速船のスタッフは、みな一様に真っ黒に
日焼けし、身長も低めで首が太い。
いかにも南イタリアらしい男性ばかりだった。

私たちはウキウキしながら乗り込み、
日本語が流暢なイタリア人ガイドの言葉に
耳を傾けた。
それはだいたいこんな内容だった。

いまのところナポリだと晴れているものの
ナポリで晴れていても、カプリ島で曇っていること
が多い。
曇っていて、波が高いと、洞窟までの小舟が
出せない。
でも、小舟が出るかでないかは、
カプリ島まで行ってみないとわからない。

そんな・・・。殺生な。
まぁでも、行ってみないとわからないンだから
行ってみるしかない。

説明を聞いている間に、
船は発進していた。

ちょっと期待薄な雰囲気で、
私はYちゃんを見たそのとき、
ものすごく大切なことを思い出してしまったのだ。

しまった!


(明日に続く)



(2006年06月29日)