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|第107回 Via Condotti(コンドッティ通り)|
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渋谷を思い出してみると
この高級品通り(Via Condotti)
の混み具合も、たいしたことないかもね。
(いや、たいしたことあるって!)
人ごみにしばらく呆けていた私たち、
重い腰を上げて通りを散策することにした。
プラダやグッチ、フェラガモにブルガリ。
イタリアを代表するブランド品に加え
世界を代表する名店が立ち並ぶ。

お洒落な街灯/コンドッティ通り
両手に持ちきれないほどの買い物袋を
下げた人々が忙しそうに通り過ぎていく。
ウィンドウショッピングだけの人々も
もちろん多いが、イタリアの場合、
店の中に入っている人は、必ずそこで
買う人ばかりだ。
日本のように、「見るだけ」の人が
店に入ったりはしない。
店内に入ったら、「買う人」だと見られる。
イタリアの宝飾ブランド、DAMIANI(ダミアーニ)
をチラと覗いたときのこと、
「あなた、ちょっとやそっとのお金持ちでは
ありませんね?」
と確認したくなるくらいのシニョーラ(=マダム)
が、うっとりしてしまうくらいの
きらびやかなネックレスを試着していた。
少し小ぶりのダイアモンドが無数に並び、
遠くから見るとそれは上質なサテンの生地のような
細かな輝きに変わる。
手に取ると、まるで手に吸い付くかのように
滑らかにフィットし、
適度な重みに、幾度となく手を沿わせる。
いや、触ったらそんな感じなんだろうなぁ
という想像です。
ガンッ
とダミアーニのショーウィンドーに額をぶつけて
われに返った。
美しく磨き上げられた、そのウィンドウに
おでこの油をつけた犯人は私だ!
Scusi!(スクーズィ!《ごめんあそばせ~》)

ショーウィンドウを覗く人/平日のコンドッティ通り
(2006年06月22日)