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第9回 水難の相

眠る前にはあつーいシャワーを浴びて
ゆっくり眠ろう〜と
鼻歌まじりに、シャワーを浴びていると
なんだか足元の様子がおかしいのです。

んんんんん!?!

流したお湯がきちんと流れず
足首まで貯まってきていました。

排水溝が詰まってる…。
えー!?私、そんなに髪の毛抜けちゃったの?
詰まっちゃったの?
お湯を止めて、全く流れていないのか調べてみると、
ごくごく少量ずつ流れているのがわかりました。
そして原因は私の抜け毛ではなく
そもそも流れにくくなっているらしい。
う〜ん。不便だ。

眠る前に、ガイドブックを開くと
「ヨーロッパのホテルでは
建物自体がとても古いものが多いため
トイレやバスの排水に問題があるところも多いので
必ずチェックしましょう」とありました。
うう・・しまった・・・。

シャワールームから悲鳴が聞こえたのは
私がガイドブックに納得してうなずいていた、
ちょうどその時でした。

「どうしたの!?」駆けつけた私に
「突然お湯が出なくなったの…。」と、彼女。

シャワーヘッドからは、出せども出せども
水しか出なくなっていました。

ははん、タンクのお湯がなくなったのね、きっと。
気の毒だけど、もうお湯は出ないと思うから
さっさと出たほうがいいよ、と言いました。

かわいそうに、彼女は2月の凍るような寒い夜に
水シャワーを浴びるはめになってしまいました。
やれやれ、明日は先にお風呂をすすめてあげよう。

歴史があって、それを大事にしている国というのは
自分が想像している以上に
不便なことや面倒なことが多いのかもしれない。
私はこれからの長い旅の間
このことを頭において行動しないといけないのかなと
思い始めていました。

isa007.jpg
凱旋門の内部(屋上まで螺旋状の階段が続きます)/パリ



■伊佐笑子(いさ えみこ)
東京都出身。法政大学法学部卒。某地方共同法人に勤務中。
旅行が趣味で、世界20カ国、都市にして延べ50都市以上を訪ね歩く。
一方で経済の面白さに目覚め、2005年、戸田ゼミ「株式投資の原則通信セミナー」、「不動産投資セミナー」に参加。
中国株をおそるおそる投資中、今年は不動産投資を実践する予定。

■伊佐笑子さんへのメールはこちらまで:emiko130720@yahoo.co.jp

(2006年01月11日)