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第5回 予算

海外渡航までの手続は
さして難しくありませんでした。
パスポートも簡単に取得できました。
冬のヨーロッパは割と閑散期にあたるせいか
飛行機もホテルもすんなり予約が取れました。

パリ以外はホテルを取る必要性もなかったので
現地に行ってから考えることにしました。

たくさんの国を移動したいので
なるべく荷物は少なくして
バックパッカーで準備をすすめました。
辺境の地に行くわけでもないので
いざとなったら買えば済みます。
とはいえ、旅の費用は全て自分のアルバイト代。
できるだけ買わずにすむよう考えました。
洗濯紐や洗剤、湯沸し器、お茶のティーバック
などまで揃えました。
そう、このときは外国で買い物をしようなど
あまり考えていなかったのです。

しかし、なるべく買わないと言っても、
一体お金はいくらをどんなふうに持っていけばいいだろう。
そもそも1ヶ月いくらで暮らせるんだ?

普段の生活では小遣い帳すらつけたこともなく、
国内の長期間旅行などもしたことがありません。
さっぱり見当がつきません。

1日4000円の宿泊費だとすると
28泊すれば11万2000円。
朝食はたいてい宿についていますので
1日2回の食費として3000円でおさめたとして
30日でも9万円はかかります。
どう少なく見積もっても、20万円以上はかかるでしょう。

最終的に私は、現金10万円をいくつもの財布に分け
靴底にまで万札を押し込み
あとはクレジットカードに頼ることにして
でかけたのでした。
 
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ソルボンヌ大学/パリ



■伊佐笑子(いさ えみこ)
東京都出身。法政大学法学部卒。某地方共同法人に勤務中。
旅行が趣味で、世界20カ国、都市にして延べ50都市以上を訪ね歩く。
一方で経済の面白さに目覚め、2005年、戸田ゼミ「株式投資の原則通信セミナー」、「不動産投資セミナー」に参加。
中国株をおそるおそる投資中、今年は不動産投資を実践する予定。

■伊佐笑子さんへのメールはこちらまで:emiko130720@yahoo.co.jp

(2006年01月05日)