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旅する好奇心、世界を覗く(伊佐笑子) >>
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|第21回 なつかしき日本語|
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夕飯まで済ませて宿に戻ると、部屋には
すでに宿泊中の4人のうちの2人が
くつろいでいました。
ぱっと見、外見は東洋人ですが、
日本人とは限りません。
「ハ〜イ」と、日本語でも英語にでも
ごまかせるような挨拶を2人にしてみると、
「ハロー」と2人から愛想のよい返事をもらいました。
ナニジンかはわかりませんが、
これでもう国際交流OKです。
私は怪しい者ではない、
と認められたようなものです(?)
一安心して、自分のベットで明日の準備を進めていると
楽しい会話が聞こえてきました。
理解できる言葉が交わされているではありませんか!
滑らかで美しい響き。
おお。なつかしの日本語よ。
こんなところで出会えるとは。
たった一週間、誰とも日本語を話していないだけなのに
この感慨深さは何でしょう。
すぐさまベットのカーテンを乱暴に開け放ち、
彼女らの会話に侵入したのは言うまでもありません。
彼女達もやはり大学の卒業旅行で、
私と同じようなスタイルの旅
(鉄道で西ヨーロッパを周る)
を続けていること、この先の予定も
あまり決めていないこと、など
共通項がいくつもあり、話に花が咲きました。
すっかり夜も暮れ、私達は、明日は
ザルツブルグに行ってみよう、と約束して
床についたのです。
そういえば、同じ部屋のあとの2人が
戻ってこないね、と話しながら…。

観光客を待つ馬車/ウィーン
■伊佐笑子(いさ えみこ)
東京都出身。法政大学法学部卒。某地方共同法人に勤務中。
旅行が趣味で、世界20カ国、都市にして延べ50都市以上を訪ね歩く。
一方で経済の面白さに目覚め、2005年、戸田ゼミ「株式投資の原則通信セミナー」、「不動産投資セミナー」に参加。
中国株をおそるおそる投資中、今年は不動産投資を実践する予定。
■伊佐笑子さんへのメールはこちらまで:emiko130720@yahoo.co.jp
(2006年01月27日)