戸田ゼミコラム書庫HOME >>
南から吹く風(ホンコンスターオー) >>
50回〜
<< 前のコラム
|第80回 香港のB級グルメ 腸粉|
>> 次のコラム
おはようございます、ホンコンスターオーです。
(本当は昨日掲載する積もりだったのですが、うっかりそのまま出かけてしまい、1日遅れとなってしまいました。火・木・土の読者の皆様すいませんでした。)
”名は体を表す”と言う言い回しがありますが、
中には文字で惑わされる場合もあります。
初めて腸粉という漢字を見た時に
私はホルモン焼きを連想しました。
豚か牛の内臓を乾燥させて粉に挽き(ひき)、
つなぎに何かを混ぜて焼くか蒸した食べ物だろうと思っていました。
ところが、飲茶のお店で柔らかそうで白いロール状の食べ物を
香港の人たちが頼んでいるのを見て、
ある日、それが腸粉(チャンフェン)だと言うことが分かりました。
今では私が飲茶に行くときの定番(ていばん)になっています。
作っているところを見たわけではありませんが、
邱先生の著書に米粉を蒸して作ると書いてありました。
形状からすると、板状になった米粉をクルクルっと巻いたのだと思います。
断面が腸の形状に似ている事から
腸粉という名称がついたのだと想像できます。
飲茶のメニューには
このクルクルっと巻いた中に
むきエビを入れたものがあったり、
チャーシュウを入れたものがあったり、
きのこが入ったものがあったり、
それ以外にもメニューには何種類かありますが、
挑戦していない腸粉もあります。
飲茶のお店では
お目当ての腸粉のワゴンを押しているオバチャンを見つけ呼び止めます。
皿に被せた蓋を開けながらどの腸粉にするか決めて
腸粉の上から甘味のある醤油を掛けてもらいます。
舌触りはトロトロで口に入ると直ぐにとろけるほどの柔らかさです。
これが口の中で甘口の醤油と具がほど良く咀嚼されて
おなかの中に納まっていきます。
ですが、腸粉は飲茶だけの専売特許ではありません、
中に具が入っていない腸粉もあるのです、
一般に普段の朝に食べる腸粉は
米粉をクルクルっと巻いただけのものです。
具なしの腸粉に甘麺醤(テンメンジャン)という甘口の味噌と
醤油とピーナツを摺って作った調味料を上から掛けてもらいます。
これはこれでシンプルでなかなか美味しいですよ。
(2006年07月09日)