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第24.5回 お国訛り 補講

おはようございます、ホンコンスターオーです。

昨日は南京と大連で見られる子音変化の実例をご紹介しました。
自分の文章を読んでいて、発音の変化が子音だけではなく、
母音も地方によって変化のあったのを思い出しました。

浙江省を汽車で旅をしていた時です。
あいにく軟臥の切符が取れず、無席(日本で言う自由席)で
人民に揉まれながら揺れていたときのことです。

オッチャンが、ホーロー製の大きなコップを持って
人ごみを掻き分けながら歩いています。
日本だったら「すいません、ちょっと通してください。」と
言いながら歩いていくところですが、
オッチャンは大きな声で「ケセレラ!!」と喚きながら
自分の場所に戻ろうとしているのです。

浙江省、上海で活躍されている方、お判りでしょう。
オッチャンが何と言っているのか。

オッチャンは「カイシュイライラ!!」(開水来了!!=熱いお湯が来たゾ)
と叫んでいたのです。
熱湯を掛けられては堪らない、と周りの乗客は道を譲っていたのです。

母音の変化はこうなります。
  (普通話)  (オッチャン)
開、来 ai  →   e
水   ui  →   e

南京大学の用務員のおじいちゃんも随分訛っていました。
20年前は電話は呼び出しで留学生宿舎には1台だけ電話がありました。

日本人宛に電話が掛かると、
用務員のおじいちゃんは「イッベンデン、ダッデンホア!」
と日本人を捜して歩いてくれていました。
普通話だと「リーベンレン、ダーディエンホア!」
(日本人打電話=日本人から電話だよ)になります。

ちなみに南京だけじゃなくてリーベン(日本)をイーベンと発音する人は多いです。

そんなこんなで
「Nativeの人たちの発音だってこんなにバラバラなんだから
外国人であるボクも日本訛りの中国語でいいか。」
と慢心したものですから、
いまだに発音はヘタクソです。

最後は言い訳で補講を締めくくります。



《筆者略歴》
1963年生まれ、牡羊座 A型
1986年南京大学で1年間語学研修
1994年〜98年大連に駐在
2001年に電機メーカーに転職し香港で勤務
2005年1月香港セミナーに参加。

《連絡方法》
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(2006年03月01日)