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第9回 ペットボトルの水

おはようございます。ホンコンスターオーです。

昨年11月13日に吉林の中国石油吉林石化公司の化学工場で爆発事故が起こり、
環境問題にまで発展しました。
隣国であるロシアや日本にまで影響が及ぶ大問題です。
管理を徹底して二度と起こさないで欲しいと節に願っています。

さて、TVのニュースでペットボトルの水を買い求める市民の姿が映っていたのを見て
思い出たことがあります。

最近ペットボトルの水は砂が溜まってないなあ。と言うことです。

ホンコンスターオーは何をトボケた事を言っているのだろうと
みなさんは訝っておられるんじゃないでしょうか?

中国製のペットボトルの水がお目見えしたのは
10年ぐらい前のことです。

中国製大丈夫かなあ、と思いながらも
大連の街頭の露店で恐る恐る買って、喉の渇きを
いやしたのを今でも覚えています。

国営企業との商談でも、お茶ではなくペットボトルの水
が出てくるようになりました。
ペットボトルを手にするたびに
“中国って変わったよなあ”と実感していました。

しかし、ある日、魚の切り身加工の指導に来ていた
お客さんと一緒に飲料水を買った時のことです。
そのお客さんは店に置いてあるペットボトルを順番に
グルグル回しては目を凝らしているではありませんか。

「どうかしましたか?」と聞くと
「ホンコンスターオーさんは気づいてませんでしたか?
こうやって、グルグル回したら
真ん中に砂が溜まるんですよ。」
と教えてくれました。
「そんな馬鹿な」、と思いながらも、私も真似したら、
わずかですが、砂が真ん中に集まって来るのが見えました。

彼は砂が混入していない飲料水を選んでいたのです。

食品加工のプロだけあって、無意識のうちに、
自分が口にする水にも注意が払われたのでしょう。
邱先生が日本人は職人の国と仰る意味がこれだけで良く分かります。

ハルピンの水道が爆発事故のために水源が汚染され
断水になったニュースを見て10年前を思い出し、
中国に行くたびに、ペットボトルの水をグルグル回して
目を凝らしていますが、
今のところ砂の溜まる水には出くわしていません。

吉林の化学工場で爆発事故を起こすぐらいだから
中国の管理は大丈夫かと、とても心配になりますが、

ペットボトルの水を見ると
逆に品質管理が進んだんだろうな、と
相反する感想を交錯させながら、水を口に含んでいます。



《筆者略歴》
1963年生まれ、牡羊座 A型
1986年南京大学で1年間語学研修
1994年〜98年大連に駐在
2001年に電機メーカーに転職し香港で勤務
2005年1月香港セミナーに参加。

《連絡方法》
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(2006年01月23日)