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私の金儲け自伝(S52.5.10/徳間書店)
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出版:S52.5.10/徳間書店 ¥3,675 波乱に満ちた著者の半自伝。 |
【読後感想をいただきました】
邱永漢氏の著作。昭和46年の作品。30年以上も前に書かれた本になる。
台湾から香港に亡命して結婚して子供が生まれ、
子供のあざを治療するために東京に戻ってきてからの自伝。
理財をテーマに追求をするに際して
「小説家は体験を重んじる商売」、
「もし、私が書くのなら、どうしたって自分でやってみなければならない。
自分が傷つくことなしに、
他人を説得したり感動させたりすることができるわけはない。」
との考え方からみずから株を購入するところから始まった。
株式は文筆活動の一環かとの印象も持ったが、
成果が上がっているのは真剣に取り組んだ証左であるのは間違いない。
うまくいかなかった砂利工場も周りに迷惑を掛けずにきれいに処理している。
手掛けた事業を経営者として主観的に見て、
作家として客観的に見て、経営コンサルタントとして
ほかの経営者の相談にも乗ったりもしている。
SOD社長の高橋がなり氏は自分を主観的に見る
「アオリ」と客観的に見る「フカン」が必要と述べていたのを思い出した。
この本で紹介されている事業の殆どはcloseしてしまったものばかりだが、
「世の中には時代によって金の儲かる商売と、儲からない商売がある」
と言うのを読んでLivedoorのホリエモンの顔を思い出してしまった。
この本で、私が大事にしたいと思ったメッセージは
「負けじ魂は貧乏人の特権」。
それから意表を衝かれたのが、
「私は青春の賭けに負けた失敗者である。『お金儲けの神様』とは
その往生した姿のようなものである」と言うくだり。
邱先生が「台湾人の台湾」に賭けた夢がいかに大きかったか、
この文章を書かれた時点では邱先生にとって
二二八事件は終わってなかったのだ。そう思った。
(香港/藤本)
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